新大阪府知事・橋下徹さんと府債
先日の大阪府知事選挙で、弁護士の橋下徹さんが当選しました。
何しろ知名度のある人なので、マスコミではいいことも悪いことも含めいろいろ言われるでしょうが、とにかく自らの職務を全うし、公約を実現してほしいものです。
新聞によると、橋下さんは「府債発行は原則として認めない」と言っているそうですね。
つまり、これまで毎年何千億円と借金していたのを、やめるというのです。
これに対しては、「非現実的だ」という声が上がっています。
職員の給料をカットしたとしても、医療費などの補助金に充てるにはとても足りないそうです。補助金がなくなれば、生活に悪影響が及ぶでしょう。さらには、公共施設の有料化なども検討されるかもしれません。
確かに、これまで続けてきた借金を急にやめて、今までと同じ行政サービスを保つことは難しいでしょう。
しかし行政というところは、「無駄を省くようにしている」「効率化を心がけている」と口では言いながら、その実まだまだ生ぬるいことがたくさんある、厄介な存在です。
一つの例としては、前に書いた「指定業者問題」があります。詳しくはそちらを読んでいただきたいのですが、要するに学校の備品は基本的に決まった業者からしか買えず、その業者は価格が高いという問題です。
一方、妻の学校でもこんなことがありました。
授業などについての研究発表用の資料が配布されたそうです。
しかしその体裁は。
何と、上質紙に片面だけ印刷して束ねてあり、無駄に重厚な仕上がりになっていたとか。
それで妻は、校長に「これ、もったいないですよね~」と言いました。
すると校長は。
「でも、予算を使い切らないといけないらしいから。はっはっは~」
と呑気なものだったそうです。
これは税金の無駄遣いのみならず、資源の無駄遣いでもあるでしょう!
近頃、政府も企業もこぞって環境対策をPRするのに余念がないというのに…。
この、税金を使わせてもらう側としての自覚のなさも問題ですが、前の例にしても今の例にしても、これらは制度的な欠陥でもあります。
上に立つ人には、ぜひこういう問題を改善してもらいたい。
我々下々の者には、それこそ節約に努めるといったような、できる範囲のことしかできません。
聞き取りなどを通して、末端の職員だからこそわかる無駄遣いの実態を吸い上げ、よりよいお金の使い方を模索してほしいと思います。これまで行政の側が、職員一人ひとりに「どうすれば無駄遣いをなくせる?」と聞きに来たことはあったんでしょうか? 僕は聞かれたことありません。
何だかんだ言って、本当はまだまだ危機感なんかないのです。もっと必死になれば、浮かせるお金は見つかるはずです。
職員の給料を減らすのも結構ですが、それでは意欲をそぐだけですし、補助金をカットすれば府民の生活の不安が増大し、「子どもも大人も笑う大阪」というわけにはいきません。
それよりも、職員の目からも明らかな無駄を省くこと。これでコツコツと成果を積み重ね、「府債発行ゼロ」という初志を貫徹してもらいたいと思います。
そうすることで、他の都道府県にも、借金を減らす・なくす道が拓かれれば最高ですね。
今必要なことのために、次の世代の負担を増やすのは、やはりおかしいことですから…。
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