教育

教師の夏休み

あわわわ。本当にお久しぶりです。

 

3月いっぱいで育児休業が終わり、仕事に復帰しました。

 

予想されていたことではありますが、仕事+家事+育児で目の回るような忙しさ。

 

それでもこのブログは書き続けるつもりだったのですが、結局かなわぬまま、一学期が終わってしまいました。

 

正確にはもう「育休教師」ではないのに、タイトルもそのままだし。

 

しかしこのように4ヶ月以上も更新が止まっているにもかかわらず、ほぼ毎日アクセスがあります。

 

ありがたいことです。

 

夏休みに入ったことですし、久しぶりに一筆。

 

テーマはやはりこの時期の教師の生活について。

 

こんなことがありました。

 

夏休みの初日、僕は出勤する前に、子供を預けるために保育所に行きました。

 

いつもは7:30に預けているのですが、その日はもう夏休みということで、多少遅くても大丈夫なので、8:00頃に行きました。

 

すると。

 

保育所の先生(もちろん僕が教師だということを知っている)が、「学校は…もう夏休み、ですよね」と聞いてきました。

 

「え? はい、そうですが」

 

「休みの時は基本的に9:00から16:00でお願いしていますので」

 

僕は初め、この先生が何を言っているのかよくわかりませんでしたが、どうやら「生徒が夏休み=教師も夏休み」と思っておられるのだと気付きました。つまり、夏休みに入れば教師はずっと休日が続くのだから、出勤している時と同じように預けてはいけない、と。

 

世の中には、やはり「教師は夏休みがあって楽でいいなあ」と思っている人がいるのだ、ということを痛感した瞬間でした。

 

もちろん、この先生に説明しました。

 

生徒は夏休みでも、教師は基本的に毎日勤務することになっていること。

 

夏休み中でも教師が休む場合は、休暇の届けを出さなければならないこと。

 

一応納得はしてもらいましたが、保育所の先生でさえこの程度の理解度なら、世間一般ではどのように思われているだろうと思うと、空恐ろしいものを感じます。

 

そこで今日は、教師の夏休みの実態について書こうと思います。

 

ただし例によって、あくまで僕が勤務しているところの話なので、細部については地域によって異なっていることが充分あり得るということをご理解の上、読んでいただければと思います。

 

中学校の教師が夏休みに出勤する用事としては、主に以下のものが挙げられます。

 

1.部活動

2.登校日

3.補習や勉強会

4.校内で行う研修

5.校外で行われる研修(すなわち出張)

6.日直

 

部活動は熱心にやる人もいればそうでもない人もいて、それによって夏休みに出勤する回数は大きく異なってきます。運動部をバリバリにやっている人には、土日も含めてお盆くらいしか休みがないと言ってもいいでしょう。

 

登校日、補習や勉強会は半日で終わることが多く、日直は電話番などがメインになってくるので、こういう時についでに自分の仕事(教材研究や事務仕事など)をする人が多いです。

 

研修も結構あります。僕の職場でも個人差がありますが、5~10回くらいでしょうか。

 

確かに言えることは、やはり授業がないぶん、普段よりは楽だということです。教室に生徒がいないので時間的な制約は少なくなりますし、休暇を取っても補欠を入れる必要がないので、休みやすい時期でもあります。実際、旅行に出かける人もたくさんいます。

 

ただし、決してずっと休んでいるわけではなく、2学期以降に向けての準備や、授業で忙しい普段にはなかなかできない勉強をし、教師としての資質の向上のために努力もしているのです。それだけは理解してほしいです。

 

 

制度的なことでいうと、出勤しないでおこうと思ったら、普通に年休を取るか、または夏季特別休暇(お盆休みみたいなもの。5日間取れる)を使うか、あるいは「勤務場所を離れての研修(いわゆる自宅研修)」ということにするか、です。

 

この中で、教師の世界に独特なのが、自宅研修です。これは、校長が認めれば、勤務場所以外のところで自主的な研修をすることができるというものです。実態としては自宅で研修をすることが多いです。

 

昔は、この自宅研修がいい加減で、年休を使わずしてほとんど休んでいるのと同じという状態でしたが、最近は研修計画書や研修報告書を出すことが義務づけられていますので、自宅研修を選ぶとそういう書類を出す煩わしさが生じることから、敬遠する人も増えています。

 

でも自宅にいて、きちんと1日8時間自主的に研修を続けている人が実際どのくらいいるでしょうか? そう考えると、端から見て「教師は楽だな」と思われても仕方がない部分は、この辺にあるのかもしれません。

 

どうでしょうか。一応「教師も夏休み」というわけではない、くらいには理解してもらえたでしょうか。

 

ついでに、夏の学校がいかに暑いか、ということも書いておきます。

 

7月に入ると、普通教室の暑さは異常なものになります。とくに鉄筋コンクリートでできた校舎の3階。熱がこもって信じられないくらいの暑さです。よく授業をしたり給食を食べたりできるな、と。9月に入ってもしばらくはそんな状態です。

 

職員室にはさすがに数年前にエアコンがつきましたが、それまでは暑い中で事務作業もしていました。屋外で働く人ほどではありませんが、これもなかなかきつかったです。

 

労働条件というものには様々な側面があり、簡単に「あの仕事は楽だ」「この仕事はしんどい」と結論づけられるものではない、と僕は思っています。どうも人間、自分がいちばん大変な目に遭っているんだと言いたくなる傾向があるようです。

 

夏休みも残りほぼ1ヶ月。他の人から後ろ指を指されないよう、有意義に過ごさなければなりませんね。

 

そのためには…。

 

 

頑張ってブログ更新!

 

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橋下さんのおかげで…

前回の更新から間もないのですが、早くも更新です。

 

これには訳があります。

 

前の橋下さんについての記事を書いてしばらくしてから、何となくこのブログへのアクセス数を見てみたら、目を疑うほどに…。

 

激増!

 

ここのところ1日平均5アクセスくらいで、それでも随分増えたなぁと思っていたのですが、ある1日だけで300を超えるアクセスがあったのです。

 

なぜ!? と思ってアクセス解析を見ると、ニフティのトップページから橋下さんの記事へ入ってくる人がほとんど。

 

どういうこと? と思ってそのページを見てみたら、何と「旬の話題ブログ」というのに橋下さんの記事が取り上げられているではありませんか!!

 

トップにあったのは数時間だけのようですが、その間に300以上のアクセス。トップページからの直接リンクの力を思い知らされました。

 

どなたかは存じませんが、取り上げてくださった方、ありがとうございました。

 

これを機会に、男性育休教師の存在に少しでも焦点が当てられることがあれば嬉しいです。

 

とはいえ、記事の題材は今後も特に旬を追うことなく、書きたいことを書くだけになると思います。

 

他の記事も読んで気に入ってくださった方は、再び訪れてくださるもよし、コメントを残されるもよし、blogpeopleのバナーをクリックしてくださるもよし。今後ともよろしくお願いします。

 

 

ところで、橋下さんの「府債ゼロ」発言については、最近の報道ではやや後退したような印象も受けますが、予算を組むのはまだまだこれからなので、注意深く様子を見ていこうと思います。

 

それよりも、先日また妻から税金の無駄遣いの話を聞きました。

 

それは、授業の研究発表を行う場でのことです。

 

普段は教師の研修などに使われている施設で行われたらしいのですが、妻が所属するグループの発表のリハーサルをしている時、その講義室みたいな部屋にたまたまあったスポットライトを発表で使いたいという話になったそうです。

 

それでその施設の人に聞いてみると、「そのスポットライトは○○課の持ち物だから、事前にそこへ書類を回しておかないといけない」などと面倒くさそうに言われたそうです。

 

スポットライトは現に目の前にあって、スイッチを入れればすぐに使えるのです。

 

それなのに、書類を回さなければならないとは…いかにもお役所仕事ですね。

 

そういうくだらないことに使われる労力にも、当然給料が支払われているわけです。

 

それは、税金の無駄と言えるのではないでしょうか。

 

このことだけなら大したことはないですが、一事が万事。

 

公務員自身も、今後はこういう無駄についてもっと意識する必要があるでしょうね。残念ながら、我々教師も、教育という自らの仕事についてコスト面から見直さなければならないことがありそうです。

 

そして前の記事の繰り返しになりますが、トップに立つ人が、現場で無駄と思われていることを積極的に吸い上げてほしいものです。

 

テレビなどでのセンセーショナルな取り上げ方に左右されることなく、「やる」と言ったことをどこまで実現できるか、そこだけを冷静に見つめていきたいと思います。

 

 

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新大阪府知事・橋下徹さんと府債

先日の大阪府知事選挙で、弁護士の橋下徹さんが当選しました。

 

何しろ知名度のある人なので、マスコミではいいことも悪いことも含めいろいろ言われるでしょうが、とにかく自らの職務を全うし、公約を実現してほしいものです。

 

新聞によると、橋下さんは「府債発行は原則として認めない」と言っているそうですね。

 

つまり、これまで毎年何千億円と借金していたのを、やめるというのです。

 

これに対しては、「非現実的だ」という声が上がっています。

 

職員の給料をカットしたとしても、医療費などの補助金に充てるにはとても足りないそうです。補助金がなくなれば、生活に悪影響が及ぶでしょう。さらには、公共施設の有料化なども検討されるかもしれません。

 

確かに、これまで続けてきた借金を急にやめて、今までと同じ行政サービスを保つことは難しいでしょう。

 

しかし行政というところは、「無駄を省くようにしている」「効率化を心がけている」と口では言いながら、その実まだまだ生ぬるいことがたくさんある、厄介な存在です。

 

一つの例としては、前に書いた「指定業者問題」があります。詳しくはそちらを読んでいただきたいのですが、要するに学校の備品は基本的に決まった業者からしか買えず、その業者は価格が高いという問題です。

 

一方、妻の学校でもこんなことがありました。

 

授業などについての研究発表用の資料が配布されたそうです。

 

しかしその体裁は。

 

何と、上質紙に片面だけ印刷して束ねてあり、無駄に重厚な仕上がりになっていたとか。

 

それで妻は、校長に「これ、もったいないですよね~」と言いました。

 

すると校長は。

 

「でも、予算を使い切らないといけないらしいから。はっはっは~」

 

と呑気なものだったそうです。

 

これは税金の無駄遣いのみならず、資源の無駄遣いでもあるでしょう!

 

近頃、政府も企業もこぞって環境対策をPRするのに余念がないというのに…。

 

この、税金を使わせてもらう側としての自覚のなさも問題ですが、前の例にしても今の例にしても、これらは制度的な欠陥でもあります。

 

上に立つ人には、ぜひこういう問題を改善してもらいたい。

 

我々下々の者には、それこそ節約に努めるといったような、できる範囲のことしかできません。

 

聞き取りなどを通して、末端の職員だからこそわかる無駄遣いの実態を吸い上げ、よりよいお金の使い方を模索してほしいと思います。これまで行政の側が、職員一人ひとりに「どうすれば無駄遣いをなくせる?」と聞きに来たことはあったんでしょうか? 僕は聞かれたことありません。

 

何だかんだ言って、本当はまだまだ危機感なんかないのです。もっと必死になれば、浮かせるお金は見つかるはずです。

 

職員の給料を減らすのも結構ですが、それでは意欲をそぐだけですし、補助金をカットすれば府民の生活の不安が増大し、「子どもも大人も笑う大阪」というわけにはいきません。

 

それよりも、職員の目からも明らかな無駄を省くこと。これでコツコツと成果を積み重ね、「府債発行ゼロ」という初志を貫徹してもらいたいと思います。

 

そうすることで、他の都道府県にも、借金を減らす・なくす道が拓かれれば最高ですね。

 

今必要なことのために、次の世代の負担を増やすのは、やはりおかしいことですから…。

 

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保護者の苦情~内科検診の場合

妻は、小学校で養護教諭(保健の先生)をしています。

 

といっても、今回は妻の愚痴ではありません。

 

変わった保護者もいたものだなぁ、という話です。

 

学校で行う健康診断の一つに、内科検診というのがあります。

 

ご存じの通り、聴診器でお腹と背中をポンポン、というやつです。

 

妻の職場では、男女問わず、1年生から6年生まで、上半身裸にしてやっているそうです。

 

といっても、高学年の女子は直前まで体操服を着ていて、お医者さん以外の他人には見られないようにしているらしいですが。

 

何しろ、何百人と診察してもらうので、お医者さんの目の前に来てから下着をめくったりしていると時間がかかるし、お医者さん曰く、脊椎が曲がっていないかとかも診るためだそうです。

 

ところが、よその学校ではそういうやり方に対して、保護者から苦情があったそうです。

 

何でも父親から、「娘が恥ずかしがっているから上半身裸にするのはやめてくれ」という内容の苦情だったということです。

 

内科検診は、学校保健法やその施行規則といった法に基づいて行われています。

 

当然必要だと考えられているから実施されているわけで、実際、内科検診で裸を診たお陰で虐待が発覚する、というケースもあるようです。

 

お医者さんに診てもらうことをいちいち恥ずかしがっていたら、病気かどうかを調べることもできません。多感な年頃の娘さんでも、どんな病気になるかわからないのです。恥ずかしがっていられるのは幸せな証拠ですかね。深刻な病にでもかかれば、そんなこと言ってられません。

 

それにしてもこの父親には、恥ずかしがる娘に、「そこは恥ずかしがるところではない」くらいのツッコミを入れてほしいところです。

 

そんな娘の言うことをすべて真に受けて、学校にまで電話してくるという行為の方が、余程恥ずかしいと思うわけであります。

 

内科検診だって、学校で行う以上、教育の一環だと思います。

 

ここで「恥ずかしいと思うんだったら検診を受けなくてもいいんだよ」と言う親がもしいたら。

 

あるいは、そういう申し出を「もっともです。それなら受けなくてもいいです」などと返す学校がもしあったら。

 

世も末ですな。

 

学校で「やりたくないことはやらなくてもいい権利」がまかり通れば、すべてが崩壊するでしょう。それだけは避けたいところです。

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無認可(認可外)保育園・保育所擁護論

ほぼ一ヶ月ぶりです。

 

僕の育休生活も後半に入りました。今のタイトルでブログを書ける時間も限られていますので、もう少し頑張ります。

 

 

少し前の話で恐縮ですが、保育園で痛ましい事件が起こりました。

 

一つは、子供が車の中に置き去りにされて熱中症で亡くなってしまった事件。

 

もう一つは、保育園で病原性大腸菌O157に感染して、やはり子供が亡くなった事件です。

 

本当に気の毒なことですが、一つ引っかかったことがありました。

 

それらの事件を起こしたのが、無認可の保育園だと報道されていたことです。

 

何だか、認可=安全、無認可=危険というレッテルが貼られてしまったような気がしました。

 

うちの長男も、この3月まで無認可の保育所に通っていました。

 

子供の人数も少なく、こぢんまりとしたところだったせいか、本当によくしてもらいました。先生方も子育てのベテランで、毎日しっかり歩かせてくれて、食事も手作りで、トイレの習慣づけもきっちり。オムツを外してくれたのは保育所だったと言ってもよいくらいです。

 

そして無認可のよいところは、何といっても融通が利くところ。

 

認可された保育園は、自治体を通して子供を募集するのが原則で、何ヶ月も前に申し込みしなければいけなかったり、4月入所でなければ入りにくかったりしますが、無認可なら空きさえあればいつでも入所できます。また、親の働き方に応じて、不規則な登所でも対応してくれます。

 

うちの長男が通っていた保育所は、正式には2歳児までを預かることになっているのですが、そこも柔軟です。登所していたことがある子なら、幼稚園や小学校が夏休みの時とかにも一時預かりをしてくれます。人間関係ができているので安心して預けられます。

 

そもそも、認可された保育所だけでは数的に不足していたり、型にはまりすぎていて対応しきれない部分があります。その隙間を埋めてくれているのが無認可なのです。その柔軟性はもちろん、熱心な先生方の献身的な仕事ぶりに支えられています。

 

先に報道された事件で、無認可の保育所が十把一絡げに批判されたり、いい加減な保育をしているという印象を持たれることを恐れます。

 

認可だろうが無認可だろうが、いいところはいい、悪いところは悪い。思い込みにとらわれず、自分の目でいいところを探してもらいたいものです。

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育児休業とお金

このブログに初めてトラックバックがつきました。

 

その内容が、育児休業時にもらえる給付金のことについてだったので、今回はお金の話をしようと思います。

 

まず前提の話として、教師(公務員)は、子供が満3歳になるまで育児休業が取れます。

 

僕の身の周りにも、女性で子供が3歳になるまで休む、または休んだという人が何人かいます。

 

で、中には「教師は育休中も給料がもらえる」と勘違いしている人もいるようなので、この際詳しく説明します。

 

普通は女性がまず産休に入ります。これが出産予定日の8週間前。ここから、出産後8週までの期間の休みを産前産後休暇といいます。これは、給料が全額出ます。

 

その続きが、育児休業になるわけですが、そこからは給料が出るのではなく、公務員が加入している共済組合から、育児休業手当金として、毎月給料の3割ずつが、子供が1歳になるまで給付されます。この共済組合というのは、普段から我々自身が毎月掛金を払っているものなのですから、当然こういった給付を受ける権利があるわけで、給料がもらえるというのとは少し違う気がします。

 

なお、育児休業手当金は復帰後6ヶ月たつと、さらに1割分がまとめてもらえるので、都合給料の4割がもらえることになります。

 

僕の場合、子供が1歳過ぎてから育児休業に入っていますので、当然無給ということになります。

 

住宅ローンもあるのに、なかなか大変ですが、そのことは考え出すと不安が増大するので、あまり考えないようにしています。

 

それよりも、一度しかない、子供と共に過ごす時間を大切にしたいと思っています。

 

 

それにしても、妻が育児休業していた状態から僕に交代すると、書類上の手続きとして、いろいろとすることがあるので、少々面倒です。世帯の中の、主に収入を得る人が変わってくるので、扶養手当や住宅手当などを移したりしないといけない場合があります。まあ、書類上のことなので何とかなるのですが。

 

あと、無給になると住民税とか、保険に入っていたら保険料とか、給料から天引きされていたものが落ちなくなるので、「早く払え~」と言わんばかりに振込用紙などがバンバン送られてきます。あれは結構げんなりしますね。

 

 

育休中の教師に必ずしも給料が出ているわけではないということをわかってもらったついでに、教師とお金についての誤解をもう少し解いておこうと思います。

 

「給食をタダで食べている」→大嘘です。教師も児童・生徒と同じ額の給食費を支払っています。ちなみにPTA費も同じように払っています。PTAのTはTeacherですから。

 

「土日に部活をやっている先生にはお金が出ている」→確かに出ていますが、4時間以上やったときのみ、一日2000円ほど出るだけです。これでも以前より高くなりました。休日出勤する民間企業の皆さんはどうですか?

 

ついでに言っておくと、教師には残業手当がありません。その代わりに、給料が基本給から4%だけ高くなっています。僕も働いている時には、仕事をかなり家に持ち帰ってやりました。他の業界の残業事情に疎いので、これがいい条件と言えるのかどうかはわからないのですが…。

 

「修学旅行等校外行事の下見にかかる費用は、税金から出ている」→一つの行事につき、2人分の費用が出ます。しかし、特に修学旅行で大人数を連れて行くような場合には、少しでも多くの教師に下見をしてもらっておいた方がいいのは明らかです。だから普通は4~5人、多い時はもっと大勢行く時もあります。そういう場合でも、費用は2人分しか出ませんので、それを頭割りして、残りは自己負担ということになります。

 

僕なんか、中学2年生を担任した時に、来年の修学旅行の下見に参加(もちろん自己負担あり)したのに、転勤して本番に参加できなかったことがあります。こんな場合でももちろん費用は返ってきません。

 

以上は、僕の経験からのみ書いていることなので、地域によって違うことや、最近になって変更されたことなどもあるかもしれませんので、あくまで一つの参考にしてくださいね。

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指定業者問題

あまり妻の愚痴ばかり書くのもどうかと思いますので、たまには違う話題を。

 

僕はこれまで10年ほど中学校で働いてきました。

 

ということで、学校という職場についての愚痴です。

 

初めからお金の話をするのも何ですが、ずっと納得いかないことがあります。

 

それは、学校で使う備品のほとんどは、買う業者が決まってしまっていることです。

 

掃除道具しかり、教材備品しかり、紙などの消耗品しかり。

 

そして、これが高いのなんの!

 

学校に行けばカタログがあるので具体例を挙げられるのですが、あいにく今は育休中。

 

僕は社会科を教えているので、例えば教室の前に掲示するような大判の地図。

 

あれは確か、1枚で万単位の値段だったと思います。

 

あと、呆れたのが、「これをかぶって生徒をビックリさせつつ、仏教について学ぶ」ための「仏像マスク」が大真面目にカタログに掲載されていたことです。

 

値段は多分数千円。

 

その辺の土産物屋で千円くらいで売ってるやつじゃないでしょうか。見たことあります。

 

まあ誰も買わないと思いますが。

 

ビデオやプロジェクターなどの機器も、言ってみればメーカー希望小売価格そのままです。

 

掃除道具や紙の購入は教頭の管轄なので、正確にいくらなのかはわかりませんが、ホームセンターなどで買った方が良質で安いことは間違いありません。

 

こういうのを税金の無駄遣いというのです。

 

自分が教師だから言うのですが、「財政難だから」といって教師の給料を減らしたりする前に、こういう部分を改めれば、今の予算でももっともっと学校の設備は充実できるはずなんです。安い業者を使えば。

 

市民の側に立てば、払った税金でわざわざ高くて品質の悪い物を無理矢理買わされているようなものです。一種の詐欺です。

 

そもそも、指定業者はどうやって決めているのでしょうか? 市町村単位で決まっているようですが、決まり方がはっきりしません。入札などをきちんとやっているかどうか、誰か調べてほしいものです。

 

え? こんなところに書かずにお前が教育委員会にでも訴えたらどうだって?

 

行政が我々下々の者の言うことなんか聞くわけがないじゃないですか。

 

ここはやはり、市民が情報公開を請求し、マスコミに大きく取り上げられるのが、事態を改善する一番の早道ではないかと思います。

 

行政というのは、マスコミに叩かれて初めて、ようやく重い腰を上げるところですから。

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